【マンガ感想】
『ハクメイとミコチ 1巻 (樫木祐人)』
ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)
樫木祐人 エンターブレイン 2013-01-15 by G-Tools |
【あらすじ】
背丈は9センチ。森の奥で暮らす彼女たちは、とっても小さいのです。ハクメイとミコチ。緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。そーっと覗いてみませんか? 穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。
背丈が9センチの小人たちの日常を描く作品。
『ハクメイ』と『ミコチ』は、背丈9センチの小人で、街から離れた森の奥で2人で暮らしている。
元気で行動力のある『ハクメイ』が、料理上手の『ミコチ』を振り回しつつも、2人で助け合い、
一緒に暮らしていく・・・・。
というような感じの作品でして、主人公の2人の生活を中心に描きつつも、彼らに関わってくる
楽しげな人々との交流を描く作品です。
(→左側が『ミコチ』で、右側が『ハクメイ』)
主な登場人物は、『ハクメイ』と『ミコチ』の2人です。
まず、『ハクメイ』ですが、上記の画像の右側にいるいかにも行動力があって元気そうな
女の子でありまして、主に、彼女が何かしらの行動を起こすことで話が進んでいきます。
出身地は現時点で不明で、仕事は修理屋で主に刃物研ぎから風車の点検などしています。
次に、『ミコチ』ですが、上記の画像の左側にいる黒髪の女の子でありまして、料理上手な
女の子です。 知り合いの多さから出身地は現在の住んでいる地域であるようで、『ハクメイ』と
出会ったことで、森で住むようになったようです。 仕事は、ジャガ谷にある“無品商店”という
店に保存食や日用品を作成して卸しているようです(黒豆クッキーとかハーブティー)。
そんな2人が、森で2人で暮らしている様子が描いているの本編でありまして、
幻の鳥を探す話が描かれたり、収穫祭で『ミコチ』が歌姫に選ばれる話が描かれたり、
不思議な研究者に出会ったり、とある事情で野宿することとなったり、『ハクメイ』の仕事ぶりを
描く話が描かれたり、『ミコチ』の仕事ぶりを描く話が描かれたり、この世界で一番の都会での
2人の様子が描かれたりと、多くの話が収録されております。
個人的に面白かったのは、港町アラビの話ですね。
港町アラビは恐らくこの世界でもかなり都会で、多くの人々が集まっている港町です。
そんな港町に主人公の2人が仕入れに行くところから話が始まりまして、そこで様々な人々と
出会うこととなります。 この話で個人的に面白いところは、やはり登場してくる人々が全員
愉快で優しい人々である点でありまして、読んでいてホンワカさせてもらいました。 また、
港町の人々と『ミコチ』との関係も興味深い所でありまして、彼女が過去にこの港町でどのような
日々を過ごしていたのかが垣間見れる部分も面白かったですよ。
いや~、面白かったです。
次巻も楽しみです。
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【総評】
о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。
ここ最近、新規開拓をしてもあまり面白い作品に出会えずにいたわけですが、
やっとホームラン級の面白作品に出会えました(^^ゞ。 ストレスゼロのストーリー展開は
非常に心地よいですし、何よりも世界観や登場人物の設定が素晴らしいです。
のんびりとした作品が好きな方にぜひともお薦めしたいですね。
点数的には
100点
です。
出版社のあらすじを読むと、『ハクメイ』と『ミコチ』はどちらも女の子らしいですね。
てっきり男の子と女の子の同棲話なのかと思っていたのですが・・・(笑)。
次巻では、この2人がどのように同棲するようになったのかの話が読んでみたいですね。
次巻も大いに期待したいです。
では、ここまで。