【マンガ感想】
『銀の匙 Silver Spoon 6巻 (荒川弘)』
銀の匙 Silver Spoon 6 (少年サンデーコミックス)
荒川 弘 小学館 2013-01-18 by G-Tools |
【あらすじ】
言葉の通じないパートナーと心を通じ合わせる…そうして高く跳んだとき、今までに見たことのない景色が見える。それが馬術…試験なら慣れている。でも、試合は初体験。八軒勇吾のデビュー戦の幕が切って落とされる…他人と競うことは、自分を見つめることでもある。待望のアニメ化決定の大ヒット酪農青春グラフィティ最新刊!!
『鋼の錬金術師』の『荒川弘先生』の最新作です。
主人公・『八軒勇吾』は、進学校で挫折し、親と離れるために大蝦夷農業高校へ進学する。
その農業高校の授業は、今までの常識が通じず戸惑うわけだが、理解ある仲間たちと共に
なんとか農業高校での日々を過ごしていく・・・。
というような感じの作品でして、農業高校へ進学することとなった都会育ちの主人公・『八軒勇吾』が
農業高校での凄まじい授業に驚きながらも、成長していこうとする青春系の作品です。
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ここからは、6巻の感想。
6巻では、前巻までと同様に農業高校の日常が描かれつつも、学園祭が近づいてくる話、
乗馬部の秋季大会に参加する話などが描かれております。
そんな6巻のメインとなるのは、やはり乗馬部の秋季大会ですね。
このイベントは、秋となり、乗馬部の秋季大会(大学生や乗馬クラブなどが参加する大会)が
近づいてきたところから始まります。 1年生たちの多くは、乗馬自体、初心者ばかりなので、
この秋季大会が初めての公式戦となりまして、いわゆる初心者用の競技に出ることとなりました。
主人公・『八軒勇吾』としては、学園祭の準備を多く抱えている状態での参加であるため、
かなり疲労した状態である模様です(それ以上に、試合に出るという緊張感の方が上であるので
それほど疲労している部分が強調されていませんが・・・)。
そして、試合会場に着くと、『南九条あやめ』という新キャラクターが登場してきます。
『南九条あやめ』とは、縦ロールの目立つ容姿の女の子で、ヒロイン・『御影アキ』の
幼馴染+ライバル(一方通行)なようです。 性格はかなりの目立ちたがり屋でひたすら
上から目線で話をするかなり面倒くさい感じでありますが、両親との接し方を見る限り、
素直で可愛い部分もありそうです。 学力の方はかなり残念な感じらしく、『大蝦夷農業高校』
に推薦入試で落ちてしまったそうです(あの『常盤』でも合格したのに・・・)。
そんな目立つキャラが大会が始まるまでに色々と絡んできまして、いつの間にか主人公が
彼女に絡まれることとなり、いつの間にかライバル視されることとなってしまいました(笑)。
そして、話は進み、大会が始まることとなり、主人公の出番がやってくることとなりました。
公式試合自体始めてですし、練習でもあまり上手くできていない状況であるため、
かなり緊張することとなりまして、軽いパニック状態となってしまいます。
これ以上の展開に関しては、実際に読まれた方が面白いと思うので詳しくは書きませんが、
主人公らしい解決方法には笑ってしまいましたし、また、その後は彼なりの意地も見れましたし、
何よりも『南九条あやめ』という強烈キャラと主人公たちのやり取りが非常に面白かったです。
(『南九条あやめ』はレギュラー化してほしいくらいです)
いや~、面白かったです。
次巻も楽しみです。
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【総評】
о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。
乗馬の秋季大会が終わると、学園祭が始まることとなります。
学園祭で主人公に事件が起こっておりまして、次巻以降の展開が非常に気になります。
次巻も大いに期待したいです。
点数的には
100点
です。
では、ここまで。