【マンガ感想】
『ラストイニング 36巻 (神尾 龍, 中原 裕)』
ラストイニング 36 (ビッグ コミックス)
神尾 龍 中原 裕 小学館 2013-01-30 by G-Tools |
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【あらすじ】
汗と涙ぁ…そんなモンいらねぇ! かつて名門、今は弱小の私立彩珠学院高校野球部にやってきた問題児監督・鳩ヶ谷圭輔が、硬直しきった高校球界の常識を変える!!
高校野球マンガの傑作であり、監督マンガの代表格。
学校の経営方針で、もし今夏にある県大会で優勝し甲子園に出場できなければ、
私立彩珠学院高校の野球部は廃部となってしまうという状況の中、
彩学のOBであり詐欺師であった主人公・『鳩ヶ谷圭輔』が監督に就任する。
「今後一切、下手な奴と口をきくな!!」
「下手は伝染る!!」
というような過激な発言を繰り返しながらも、
「ひとつひとつのプレーを大切にな」
「じっくりしっかりミス無くやろう!」
「派手なことや特別なことをする必要は無ない!」
「出来ることを確実にやろう!」
という発言で、選手達や保護者達を自分のペースに巻き込んでいく。
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ここからは、36巻の感想。
36巻では、33巻から始まった『vs帝大一高』との試合の続きが描かれていまして、
『日高』の活躍により無事、『彩珠学院高校』が勝ち進むこととなりました。
そんな36巻のメインとなるのは、もちろんエース・『日高』の故障ですね。
元々、これまでの連戦に次ぐ連戦でエース・『日高』の肩は疲労でボロボロの状態でして、
今回の『vs帝大一高』ではその『日高』を休ませる作戦に出たわけですが、残念なことに
『日高』が試合途中でリリーフ登板となってしまい、ついに、右肩が上がらない状態に
なってしまいました(試合には勝利した)。
ベスト8まで勝ち上がってきたとはいえ、エース・『日高』以外にまともなピッチャーがいないため、
今回の『日高』の故障は、チームの雰囲気をどん底に突き落とすこととなってしまいます。
主人公・『鳩ヶ谷圭輔』も、医者でないため、『日高』の肩の故障がどれくらいなのかを判断できず、
頭を悩ますこととなりました(信頼の無い医者に診せれば、確実に敵チームにエースの故障が
バレてしまうため、余計に判断が難しい)。
そんな中、ナント、『美里さん』が不機嫌そうに“とある男性”を連れてきます。
その男性は、整体師の先生で、ナント、『美里さん』の父親である『桐生監督』の紹介で
やってきてくれたようです(『桐生監督』はテレビ中継で『日高』の様子がおかしいことに気づき、
整体師の先生を派遣してくれた)。 その整体師の先生は、元々、『桐生監督』の教え子らしく、
ピッチャーとして甲子園に来て肩を壊してしまったという経験の持ち主らしい。 整体師の実力は
非常に高いようで、『日高』は彼に診てもらってからは徐々に通常の状態に戻っていくこととなり
ました(『日高』の状態は、全身肉離れのような状態であったらしく、そこまで深刻な状態では
なかった模様です)。
ただし、中一日で回復できるほど甘くは無く、次の試合に先発させれるかは微妙な
感じであるようで、主人公・『鳩ヶ谷圭輔』は、整体師の先生に『日高』は先発できる状態
なのかを聞くこととなりました。 当然、整体師の先生は、治療者として、現在の状態の『日高』
に投げさせることを薦めることはできないと答えます。 しかし、治療者としてではなく、元甲子園
球児としては、夏の大会で自分が投げずに負けてしまった場合、一生後悔することとなるだろう
から自分が『日高』の立場であるならば、投げたいと思うだろうと答えます。
その整体師の先生に対して、主人公・『鳩ヶ谷圭輔』は、『日高』を先発で使うことを明言します。
しかし、主人公・『鳩ヶ谷圭輔』の心配は、『日高』がどんなピッチングができるのかということ
でして、『日高』の調子によっては、作戦自体、変えざるおえない状況に陥ってしまうため、
かなり考え込んでいるようです。
そして、その後、色々とすったもんだあって、次の日に移り、試合が始まりつつ、次巻へ
続いていきます。 次巻も楽しみです。
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【総評】
о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。
さすがに『日高』の故障が判明した時は、これで終わりかと思ってしまいましたが、
故障自体、あまり深刻なものでは無く、まだまだ続いていきそうなので、安心しました。
次巻も大いに期待したいですね。
点数的には
100点
です。
では、ここまで。