『F.S.S. DESIGNS 4 デザインズ4』の感想 その1 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『F.S.S. DESIGNS 4 (永野護)』

 

4041105307 F.S.S. DESIGNS 4 特典ポストカード付き_
永野 護
KADOKAWA/角川書店 2014-03-07

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過去記事はこちら → ファイブスター物語関連記事へ

 

 

【あらすじ】

「ファイブスター物語」の唯一・最強オフィシャルガイド第4弾は、ニュータイプ連載再開後の今後を導く羅針盤となる、超重要な一冊!

 

 

去年の春、9年ぶりに連載再開された『ファイブスター物語』。

その連載再開後の世界設定を中心にまとめられたのがこの『デザインズ4』です。

長期連載ならではの“世界観設定の変更”もこの作品の魅力であるわけですが、さすがに

今回の大幅な変更(ロボットのデザイン変更+名前の変更)は賛否が分かれるところでありまして、

インターネット上でも少し話題になりました。 私自身、単行本派なので、連載でどのように描かれて

いるのかは不明でありまして、早く単行本を発売してほしいところであります。

 

ということで、新設定集・『デザインズ4』の感想を書いていこうと思います。

 

 

青色・・・・・・男性キャラ

赤色・・・・・・女性キャラ

桃色・・・・・・ファティマ

緑色・・・・・・GTM(旧名称:MH)


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【GTM(ゴティックメード)】

帝騎マグナパレス

旧名・『ザ・ナイト・オブ・ゴールド』。 天照の帝の設計によるD型のミラージュGTM。 2988年に完成しているが、様々な実験要素が含まれていたため、3100年代になっても不安定であった模様。 天照の帝がラキシスのために作ったGTMであるため、その出力は途方もなく巨大で、下記の『カイゼリン』が“最大出力3京馬力”に対して、『マグナパレス』は“最大出力1000京馬力~無限”である。 星団ではまともに稼働することはなく、星団歴3236年に星団から『ラキシス』と共に行方不明となる。 「写し」はないらしい。

  

GTMホルダ17 ディー・カイゼリン

旧名・『ジ・エンプレス』。 旧ドナウ帝国のアルカナス皇帝騎。 ドナウ帝国からフィルモア帝国へと統合する前にフィルモア皇帝から詩女・『ラーン』に「不戦の証」と贈られ、以後、詩女のGTMとして歴代の詩女に引き継がれている。 星団歴2992年にインタシティの救出イベントで封印が解かれている。 魔導大戦のハスハ解放作戦でも『フンフト』が封印を解いて『デプレ』に託している。 そして、この『カイゼリン』は、いずれ『天照の帝』に預けられて、GTM・『ゼノア・アプターブリンガー(X型ミラージュ・カイゼリン)』と名前を変え、ファティマ・『タワー』が使用することとなる・・・・はずである。

  

GTMホルダ19 メロウラ/スクリーマー

旧名・『V・サイレン』。 『カイゼリン』の2番機であり、旧ドナウ帝国ハロルドラントのマーカス王家のGTM。 統合フィルモア帝国が建国後は、太陽王国所属となり、ボルカ・レーダース・フィルモア王家の皇帝騎となる。 現在は、ハイランダー・『クリスティン・V』が使用しており、呼ばれ方も『メロウラ』から『スクリーマー』と変わっていくようである。 見た目は非常に女性的で、色はボルカ王家のラベンダーカラー、当然のごとく透明装甲。

  

黒騎士 ダッカス・ザ・ブラックナイト

旧名・『バッシュ・ザ・ブラックナイト』。 ファティマ・『エスト』による特別な制御システムが搭載されている機体で、その『エスト』に認められた騎士は“黒騎士”の称号を得ることが出来る。 現在は、バッハトマ魔導帝国の総騎士団長・『デコース』が“黒騎士”を名乗り、『ダッカス』+『エスト』と共に大暴れ中。 意外にも、メンテナンスにはフィルモア帝国のGTMパーツが使えるらしく、各国を放浪することとなる『ダッカス』には好都合であるらしい。 個人的な感想としては、縄文式土器のような見た目がなかなか素晴らしく、他のGTMには無い独特の存在感が良い感じ。 このデザインならば、連載になっても区別が付きそうです。 作者曰く、現時点で作者の最高峰デザインらしい。
  

ボルドックス・ガーネット(X-9紫苑鋼)

旧名・『青騎士(ブラウキャバリー)』。 ウモス連合共和国の主力GTM。 汎用性・適応性・生存性・連続戦闘稼働率・戦略性すべてにおいて秀逸な性能を誇るGTM。 この『ボルドックス』は、X-3からX-9まで型式があり、今回、X-3・X-4・X-8・X-9の4つが発表された。 X-3は『ジェーム』と呼ばれ、ライセンス生産や輸出用。 X-4は『ハルシュカ 紅騎士』と呼ばれ、ウモスの筆頭騎士『クローゼ』が使用する特別機。 X-8は『アメシスト 紫仙鋼』と呼ばれ、汎用型機体でパイドパイパー騎士団が使用していた機体と同じもの。 X-9は『ガーネット 紫苑鋼』と呼ばれ、指揮型機体で、主にウモスの精鋭騎士が使用する。 個人的な感想としては、GTMの中でも特に個性が無いデザイン・・・かな。 いかにも、主役のGTMに大量にぶっ壊されそうな脇役GTMという感じ。
  

バーガ・ハリBSハスハント

旧名・『A・トール』。 星団3大GTMと呼ばれる機体で、スバース隊・スキーン隊・ドーチュー隊・スパチャラ隊・エンブリヨ隊が使用する『バーガ・ハリ』。 このGTMは、『ハスハント工場』で製作されており、この『ハスハント工場』は特別仕様のスクリティ隊も製作している。 3大GTMと呼ばれるだけあって、頑丈で壊れにくい仕様となっており、また、広大なミノグシアのどの環境にも対応できるように扱いやすく設計されているらしい。  

  

バーガ・ハリ・KK

旧名・『A・トール』。 ツラック隊が使用するGTMで、『イェンシング工場』で生産されている。 このツラック隊仕様の『バーガ・ハリ』の一部は、他の『バーガ・ハリ』とは違い、『ソープ』と『ツバンツヒ』により魔改造されている機体がある模様。 当然のことだが、その魔改造された機体を操れるのは、実力のある騎士とファティマである必要があり、今回の設定集では、『ナルミ』・『ツバンツヒ』・『ワンダン・ハレー』の3騎が存在することが発表されてた。 ちなみに、この魔改造が、『マギー』に伝えられ、後の世のGTM・『アトラ』に引き継がれていくようである。
  

GTMホルダ31A・幽霊(ユーレイ)

旧名・『サイレン』。 星団3大GTMと呼ばれるフィルモア帝国の主力GTM。 基本的な構造は、『カイゼリン』と同じであるが、重装備となっていて非常に格好良い。 『カイゼリン』や『メロウラ』とは違い、長時間の戦闘を念頭に置いた仕様となっているらしい。 個人的な感想としては、似通ったデザイン過ぎて区別が付き難いGTMが多い中、この『幽霊』に関しては、一目見て「フィルモア帝国のGTM」と判るようなデザイン・色合いとなっている点が素晴らしく、また、GTMの中で一番強そうで格好良いのが良いですね。 フィルモア帝国に関しては、GTMのデザインに力が入っているようなので、『ファントム』とか『アルカナ・サイレン』とかも期待できそうですね。
  

GTMゲートシオン・マーク2

旧名・『スピード・ミラージュ』。 天才GTMガーランド・『ストーイ・ワーナー』による特殊GTMで、人型から宇宙戦闘機型に変形するGTM。 この機体は、システム・カリギュラが大量に保有しているらしい。 天照の帝は、3031年に1騎だけで太陽星団にやってきたこの『ゲートシオン・マーク2』をパイロット(+ファティマ)ごと確保している。 そのときのパイロットが、『エルディアイ・ツバンツヒ』・・・別名・『ストーイ・ワーナー』天才GTMガーランドである。
  

ツァラトウストラ・アプターブリンガー

旧名・『L.E.D.ミラージュ』。 B型ミラージュGTMで、最強のGTM。 わずか十数騎の『ツァラトウストラ』と、2騎の超巨大GTM『イェンホウ(旧名・ヤクトミラージュ)』・『リョクホウ(旧名・ヤクトミラージュ)』によってジョーカー星団を制圧した。 その出力は『マグナパレス』と同様に途方もなく巨大で、上記の『カイゼリン』が“最大出力3京馬力”に対して、『ツァラトウストラ』は“最大出力1000京馬力以上(計測不能)”である。 あまりにも出力が大きすぎてファティマでも完全制御が難しいため、集団戦闘のみ使用されることを前提に作られている。 唯一の例外が、星団歴3960年の『エスト』+『ダッカス・ザ・ブラックナイト』との戦いで、このときは超弩級ファティマ・『ティータ』だからこそ単体での稼働が可能になったようだが、それでも出力を落として稼働していたようだ。 星団歴4100年までにこのGTMが出撃したのはわずかに7回であった。

  
  

【ファティマ】

ハイランダー・『クリスティン・V』のパートナー。 皇帝騎・『メロウラ』のファティマとして、アシリア・スーツを持っている。 『クリスティン・V』のヒロイン化と共に、彼女もヒロインファティマとして活躍していく。 映画での活躍(?)からも、作者の愛を感じるファティマである。

  

コンコード

『デプレ・カイエン』のパートナー。 初代黒騎士・『ツーリーパイドル』のパートナーになり、ハスハの筆頭騎士・『ヤーボビート』のパートナーになり、『デプレ』のパートナーになるというバランシェファティマもびっくりな経歴を持つベテランファティマ。 『ヤーボ』・『デプレ』のパートナーとなったことで、GTM・『カイゼリン』のファティマとなり、特殊なアシリア・セパレート・「カイゼリン・スーツ」を持っている。 この「カイゼリン・スーツ」は、シリアル・インジェクターが無制限となっており、“ミノグシア連合”並びに“フィルモア帝国”のすべてのGTMに対して絶えず「優位」の信号を送っているらしい。 つまり、相手側が了承すれば彼女は“ミノグシア連合”と“フィルモア帝国”のすべてのGTMを統制下に置くことができるとのこと。 この設定集には書かれていないが、魔導大戦後に彼女は“フローレス”の称号を得るようだ。
  

ザ・フォーカスライト

星団歴2310年に生まれた星団初のファティマ。 小さな顔・長い首・あまりに細長い胴体と手足は見るものをぎょっとさせ、また、彼女たちの美しい外見に危惧した人々は彼女たちにマスク・「グロス・フェイス」を被らせた。

 

エスト

バッハトマ魔導帝国の総騎士団長・『デコース』のパートナー。 唯一、特殊GTM・『ダッカス』を操ることができるファティマで、また、彼女のアシリア・セパレートも特殊なもので、他のアシリアにはない数多くの特徴を持っているらしい。 年表を見れば、星団歴3069年に彼女は天照家に行き、星団歴3075年にミノグシア軍に参加するようだ。 『ヨーン』が星団歴3069年にミラージュ騎士団に入団することからも、恐らく、このころに彼女は『デコース』を失うと思われる。 しかし、星団歴3068年~3069年はとにかくイベントが多い。 『ダイ・グ』が天照の帝と出会い、『ちゃあ』と『ジークボゥ』がそれぞれの最後の戦いを行い、『クリスティン・V』がエンペラーズ・ハイランダーになり、『ヨーン』がミラージュ騎士団に入団し、『アイシャ』がミラージュ騎士団を退団する。 魔導大戦後の展開を考えても、星団歴3068年~3069年で起こるイベントが魔導大戦のイベントの中で、最も重要で、最も見どころの多いことは間違いなさそうである。

  

ウークーツ

コークスファティマ。 AP騎士団スキーン隊の支隊長・『シュマイス』のパートナーで、連載再開と同時に登場して、アシリア・セバレートのデモンストレーションを行った。

  

タワー

『セントリー』の幼生の素性をもつファティマ。 『セントリー』とは、旧設定でいうところの『ドラゴン』にあたる存在で、“ライブ”・“ブリッツ”・“カラット”・“マグマ”・“パルサー”の5種の個体から構成されている。 『タワー』は半分『セントリー』であるらしく、惑星を吹っ飛ばす位に強いらしいが、あまり期待してはいけないらしい。 彼女は騎士とファティマの両方の特性を持ち、一人でGTMを操ることが出来る存在で、GTM・『カイゼリン』を使用することとなる。
  

光のタイ・フォン

バランシェの母・『アルセニック』のファティマ。 『剣聖ハリコン・ネーデルノイド』の元パートナーで、現在のマスターは『炎の女皇帝ナイン』。 モナークセイクレッドの中心にいたらしく、『ナイン』の来訪によって再び目覚める。 モナークの全ての調査を終えており、詩女以上に星団を知る存在らしい。

  

アウクソー/ザ・フォーカスライト

バランシェファティマであり、星団初のファティマ・『ザ・フォーカスライト』。 彼女自身は、『カイエン』のパートナーになるために生まれたので、『カイエン』以外をマスターと呼ぶことは無いらしい。 つまり、永遠と“壊れファティマ”のままであるようだ。 そんな彼女だが、実は6話のヒロインであるらしく、6話のラストで何かしらの役割を演じるらしい。

  

ニナリス

クープファティマで、バッハトマ魔導帝国の『ジィッド』のパートナー。 本編では、パートナーの『ジィッド』から暴言を浴びせられているらしく、非常に可哀想なことになっているらしい。 しかも、この2人の関係は一切改善されず、これからもずっと可哀想なことになっていくようである。 『デコース』や『エスト』などの実力者が見れば、彼女は超級ファティマであることが判るらしいのだが・・・・、『ジィッド』は気づかないらしい。 フィルモア帝国の『シューシャ』のような運命となるのか、それとも何かしらの救いが描かれるのか気になるところである。

  

バクスチュアル(ブライド)

GTMの開発を専門と行うバランシェファティマ・・・・だが、実は、戦闘も行うことが出来る。 しかも、彼女は複数のGTMを同時に制御できる唯一の特殊ファティマで、その実力は「運命の3女神」と同等であるらしい。 その戦闘モードになると名前が『ブライド』になるらしいのだが、彼女のマスターである『天照の帝』からはいつもと変わらず『バシク』と呼ばれるらしい。 6話のラストに登場する予定。
  
  

【詩女】

詩女原母 炎の女皇帝ナイン

詩女の母で、炎の女皇帝と呼ばれる人物。 彼女は、超帝國ユニオの3代目の皇帝として、超帝國を統治し、科学の暴走と情報社会の飽和による社会に人類を絶望から救うために人工的に作り出された人口生命体であるらしい。 彼女は、詩女の「記憶継承」というシステムを生み出した。 「記憶継承」のおかげで詩女たちは超帝國ユニオから歴代の詩女までの想像を超える情報と記憶が受け継がれている。 彼女自身は、第6話のラストに『天照の帝』と話し合いを行うイベントが予定されている。 年齢的には10000歳を超えているらしい。

  

ヤーン・ダッカス・カステポー 超帝國皇女 ジェット・クィーン

初代の「詩女始祖」。 『炎の女皇帝ナイン』の実娘。 とはいえ、彼女は歴代皇帝と同じ生まれ方をしているので、人間でいうところの「本当の娘」とはちょっと異なる。 彼女は、開拓の始まったボォス星を統治することを目的に送り出され、『セントリー(旧設定・ドラゴン)』と遭遇し、『セントリー』と敵対する『超帝國皇帝ツェールンフ』を裏切り、『セントリー』側に立つこととなる。 ボォス星の『ナイン』による再統治後は、ボォス星でその生涯を過ごしたと言われ、彼女の持つ記憶は初代詩女・『ナイミン・ハスハ・アトール』に伝えられた。 剣聖・『ダグラス・カイエン』の本当の母親。 実は、存命している。 パートナーは、星団初の4ファティマ・『ザ・ニーブ』で、いつか登場してくるとのこと。

  

ナイミン・ハスハ・アトール

初代詩女。 名前から判るとおり、ハスハとアトールの名前のもととなった詩女。 当然のことながら、彼女の時代は、詩女の力も知られておらず、少数の理解者と共にミノグシアの民に助言を与えていたようだ。 後に、都ハ・リと呼ばれることとなるオアシスを拠点として、都ハ・リの発展と、詩女の役割を人々に伝えていたようだ。

  

スジタス・ボォス

2代目詩女。 名前の通り、ボォス星は彼女の名前から取られている。 都ハ・リで執政を行った初めての詩女で、ミノグシア大陸の移民たちによる独立自治を助け、その結果、ミノグシア大陸に多くの国家が立ち上がることとなった。

  

アオイ・ラジョラ

“タイダル川”と呼ばれる大河を作ったことから、「水引の詩女」と呼ばれる詩女。 

  

ジスデラ・トークナン

都・“ハ・リ”が現在の形態になった頃の詩女。 彼女の時代には農業プラントが稼働を始め、安定して定住できる環境が整ったとのこと。
  

ローショー・オーハイネ

北部バトラント出身で、発展の遅れていた北限の地方・バトラント、イェンシング、ベラの3国の安定と発展に尽くしたようだ。

  

ヒュツァ・リルレ

ボォス星の出身では無い両親がボォス星に来ている時に生まれた女性。 彼女が詩女に選ばれたことで、詩女がボォス星で生まれた人間ならば誰でもなれることが判明した。 彼女自身は、都の安定に力を入れつつも、マイナーな存在だった詩女の知名度を大幅に上がる活動をしたようだ。

  

詩女ラーン・ユニオ5(アジェリ・マグダル)

星団歴451年ごろに活躍したキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』のメインヒロイン。 “都行き”のときに暗殺されかけたり、ドナウ国の皇子と喧嘩したり、GTM・『ディー・カイゼリンを見て「なんて・・・美しい・・・ロボット・・・」』と呟いたりと大忙しであったが、無事、詩女となる。 フィルモア帝国の統合、ファティマの誕生、天照の星団信仰、7777年惑星フォーチュンの出現まで、星団歴の全てを予言していたらしい。 彼女の活躍の影響で、都市名が『ハ・リ』から『聖宮ラーン』に変更された模様。
  

ライヒ・ナカカラ

「トホホ詩女」・・・と呼ばれているが、彼女の名前は様々な場所で登場してくる。 彼女が関わったイベントの中でも一番有名なのが、星団歴2017年の「東宮西宮の乱」と「星団法の制定」である。 また、その他にも、様々な出来事に関わっているようで、彼女の時代の重要人物だけでなく、現在に出てくる重要人物とも交流を持っているらしく、これから彼女の名前がいたるところに出てくると思われる。 ちなみに、彼女のエピソードだけで、連載10回分ほど作ってあるという。 かなり時間をかけて作られたキャラクターデザインらしいので、“プロムナード”方式で、いつか描かれるのかもしれませんね。

  

クルル・タイダル

詩女・『ナカカラ』から数十年後の詩女。 彼女が行ったことで一番有名なのが、ナカカラ王国のフィルモア帝国からの独立、そして、ミノグシアの安定をもたらすこと。 この大イベントには多くの国家が介入してきたが、意外にも極小規模の戦闘のみあった程度で、戦いらしい戦いは無かったようだ。 何故なのか? それは、星団歴2310年、ナカカラ中原の介入どころではないイベントが発生したからだ。 「ファティマの誕生」である。 そう、彼女は「ファティマの誕生」が起こることを知っており、また、この戦いが小規模で終わることも知っていたのだ。 彼女は、「ファティマ誕生」を司った詩女であり、ハスハ連合共和国の誕生の基礎を作った詩女でもある。

  

メル・クール・リトラ天照

『天照の帝』の最初の正妻でありながらも、その素性は一切公開されてこなかったが、“デザインズ4”でついに素性が明かされた。 彼女は、イースト・カステポーのフランダー出身で、戦争で両親を失っている。 詩女・『ナカカラ』に引き取られた後は、詩女として記憶の継承を受けたが、詩女にはなることはなく、星団歴2020年に起こる大イベントのためにラーンからデルタベルンにやって来た。 その大イベントとは、“天照の帝の誕生”である。

  

ボルサ・バスコ

超帝國の純血の血を引く詩女。 以前より、「カイエンを復活させた詩女」として名前が出てきていた人物で、『剣聖・慧茄』の親戚にあたる。 彼女が『剣聖・慧茄』の親戚であり詩女であったことが、遠い未来の人物である『ダイ・グ』がフィルモア皇帝に選ばれる理由の一つとなり、ハスハにさらなる混乱をもたらすこととなってしまった。 まあ、このことは彼女には関係ないことですが・・・。
  

ナトリウム・フンフト

「沈黙の詩女」・「魅惑の聖女」と呼ばれる詩女。 コーラス王家の王子との不倫の末、『ナトリウム・桜子』を産んでしまったため、追放となってしまったが第一期目。 彼女の次の詩女・『ムグミカ王女』が亡くなってしまったので、急きょ、第2期目の詩女を務めることとなった。 ミノグシアの民は彼女のことを複雑な気持ちで見ているようだが、後の世では、彼女だからミノグシアとラーンを守れたと呼ばれるほどに活躍するようである。 イラストでは、詩女とは思えないほどに派手で華やかなドレスを身に纏っている。 この格好を見る限り、ミノグシアの民が不安がるのは、しょうがないと思う(笑)。

  

ムグミカ・コレット王女

「転生の王女」と呼ばれる詩女。 『コレット王』の娘である彼女が詩女に選ばれたことで、ハスハ連合共和国が建国され、また、聖宮ラーンが共和国から蚊帳の外に置かれることとなってしまった。 そういう経緯があるためか、彼女がこの世を去った後、聖宮ラーンは彼女が次の詩女に指名した『マグダル』を詩女として認めなかった。 しかし、そのようなことが起こることも、恐らく、『ムグミカ王女』には判っていたのだろう。 あえて、誰にも何も話さず、亡くなったのだ。 何故か・・・、それはいつか連載で明らかになるはずである。

  
  

<その他 詩女に関わる人々>

アデム・ライト・ミカレス

星団歴451年ごろに活躍したキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場し、詩女・『ラーン・ユニオ5』を副官的な立場で支えた。 彼女の役職は、“最高神官”というもので、聖宮ラーンでいうところの国家の首相にあたる立場。 後世にも名が残っている人気のおっちょこちょいな最高神官。 説明文を読むかぎり、“騎士”では無く“魔法使い(スコーパー)”であったようである。
  

ナナド・ホル “フ・リエ”

星団歴451年ごろに活躍したキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場した魔法使い。 映画では、後に詩女となる『ラーン・ユニオ5』の“都行き”という行事のお供+護衛として活躍した女性。 下記の『ムンセン・ルルラン』と共に最強の魔法使いであり、“都行き”の旅の後は、学術機関・「東宮シナルス」の最高責任者になった。 ちなみに、下記の『ムンセン・ルルラン』とペアを組めば、騎士すら一瞬で葬り去ることができるほど強かったらしい。

  

ムンセン・ルルラン “ル・ゾラ”

星団歴451年ごろに活躍したキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード 』に『登場した魔法使い。 上記の『ナナド・ホル』と同様に『ラーン・ユニオ5』の旅の護衛として活躍した女性。 『ナナド・ホル』と同様に最強の魔法使いであり、“都行き”の旅の後は、「西宮アガス」の長官となって後進の魔法使いたちを育てた。 ちなみに、彼女の“ル・ゾラ”という名称と、上記の『ナナド・ホル』の“フ・リエ”という名称は、騎士でいうところの“剣聖”にあたる称号のようなものらしい。 12巻129ページの『東の君』によれば、3030年ごろの“フ・リエ”と“ル・ゾラ”の称号を持つ魔法使いはバッハトマ魔法帝国に所属している模様。
   

ツィー・ミーン

作品集・『スクールデザインズ』では謎の少女として登場した彼女だが、この作品集でついに名前が明らかになった。 詩女・『ナカカラ』の時代の人物で、ラーン教導学院に裏口入学した落ちこぼれ女学生。 正直なところ、説明文を読んでみても、彼女が何者で、彼女が何をしたのかは一切わからない。 顔だけを見ると、天照家の人物に見えるのだけど・・・?
  

ヘアード・グローバー 元最高神官

詩女・『ムグミカ王女』の“最高神官”を務めていた女性。 現在は、詩女が『フンフト』なので、“元・最高神官”という立場になるわけだが、『マグダル』が詩女になったときに再び“最高神官”に任命される予定である。 「詩女が交代すると同時にすべての高官や神官は引退する」という聖宮ラーン独特のしきたりを唯一、例外として認められることとなった女性である。 ただ、それは未来の話であり、現在の彼女はひたすら茨の道を歩き続けていくようである。

  

ドヌーブ・ガセット

上記の『ヘアード』の命令で聖宮ラーンを守る“宮殿AP騎士団”の支隊長となった女性。 怪しげな行動や発言をする詩女・『フンフト』に対して、一切の疑問を持たず、支えていくようである。

 

   

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文字数が多くなったので、次の記事に続きます。

  

 

 

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