『F.S.S. DESIGNS 4 デザインズ4』の感想 その2 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『F.S.S. DESIGNS 4 (永野護)』

 

4041105307 F.S.S. DESIGNS 4 特典ポストカード付き_
永野 護
KADOKAWA/角川書店 2014-03-07

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → ファイブスター物語関連記事へ

 

 

【あらすじ】

「ファイブスター物語」の唯一・最強オフィシャルガイド第4弾は、ニュータイプ連載再開後の今後を導く羅針盤となる、超重要な一冊!

 

 

ということで、新設定集・『デザインズ4』の感想の続き。

 

 

青色・・・・・・男性キャラ

赤色・・・・・・女性キャラ

桃色・・・・・・ファティマ

緑色・・・・・・GTM(旧名称:MH)


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<キャラクター>

フィルモア帝国初代皇帝 サイレン

星団歴450年代のキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』では、『トリハロン』という名前で登場。 ドナウ帝国の3番目の皇子であるが2人の兄と違い、騎士の血を持って生まれてしまったため、様々なトラブルを抱えることとなった。 後に詩女となる『ラーン・ユニオ5』の“都行き”の護衛をすることで考え方が大きく変わり、武力を一切使わずに統合フィルモア帝国を誕生させることとなる。 その統合フィルモア帝国こそ、現在のフィルモア帝国のことであり、その初代皇帝・『フィルモア1』が彼である。 生涯独身であったため、彼の子孫はいない。 現在の皇帝・『ダイ・グ・フィルモア』は、『サイレン』の実兄の子孫である。

  

ボットバルト・デュー・バルバロッサ王

星団歴450年代のキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場。 彼は、ドナウ国を構成する王家の一つであるバルバロッサ家の国王で、上記の『サイレン』の副官的存在である。 『サイレン』と共に詩女・『ラーン・ユニオ5』の“都行き”に参加。 その後は、『サイレン』を補佐しながら統合フィルモア帝国の建国に尽力をつくしたようだ。 彼のバルバロッサ家は、フィルモア帝国の3大王家の一つに数えられることとなった。

  

シャンディー・マーカス ハロルドラント王女

星団歴450年代のキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場。 彼女はドナウ帝国ハロルドラントの王女であり、ドナウ帝国の最強騎士。 直系の子孫には『ブラウ女王』の親衛騎士・『ローラ・マーカス』がおり、また、『クリスティン・V』も彼女の遠い子孫にあたるようだ。 ちなみに、彼女が使用していたGTMは『メロウラ』。 『メロウラ』は現在ではレーダー王家の皇帝騎となっており、彼女の子孫である『クリスティン・V』が使用している。
  

ルドルフ・サヤステ シュペール太閤

星団歴450年代のキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場。 『サイレン』と共に詩女・『ラーン・ユニオ5』の“都行き”に参加。 ちなみに、彼は、ドナウ帝国の人物では無く、クバルカン法国の太閤家の人物である。 何故、彼がドナウ帝国にいるのかといえば、独立して間もないクバルカン法国がドナウ帝国に対して絶対に敵対しないという証明のためだそうだ。 彼自身は、統合フィルモア帝国の建国後も、『サイレン』を支えるべくフィルモア帝国に死ぬまでいたようだが、彼の子供はクバルカン法国に戻されている。 ちなみに、彼の子孫には、『剣聖ヘリデ・サヤステ』・『イゾルデ・サヤステ太閤』・『ママドア・ユーゾッタ』・『オルカオン・ハリス』・『剣聖ミス・マドラ』・『剣聖ベルベット・ワイズメル』など有名騎士が多い。 子孫に剣聖がいるのは、彼自身が超帝國純血の騎士というわけでは無く、彼の子孫が『剣聖デューク・ビサンチン』と結婚したからである。

  

バシル・バルバロッサ大王

星団歴3000年代のキャラクター。 現在のバルバロッサ王家の当主。 現在はすでに隠居しているようだが、皇位1位・『茄里』を手元に置いているらしい。 信義に厚く人々に寛大で優しい物腰で応対する人物であるが、表情からは感情が読み取ることはできないらしい。

  

アドー・バルバロッサ王

バルバロッサ王家の現当主『バジル』の甥筋にあたるキャラクター。 現在のフィルモア帝国元老院の元老議長。 彼の登場で、今まで、議会においても表に出ることのなかったバルバロッサ家が、突如議会を仕切り始めたようだ。 作者曰く、悪役。 でも死なない。

  

アネッサ・ティルバー バリトー女王

前・元老院議長である『ティルバー女王』が若かりし頃の姿が描かれている。 上記の『アドー・バルバロッサ王』の片腕として悪役を務めることとなる彼女だが、彼女の経歴は“女王の経歴”と思えないくらいにぶっ飛んでいる。 これから、彼女経歴がどのように物語にかかわってくるのか気になるところである。

  

ダイ・グ・フィルモア皇帝

現在のフィルモア皇帝。 年表を見ると、「3068年に天照と出会い、帝国の未来を決める」と書かれている。 年表にはこれ以降、『ダイ・グ』の活躍が描かれていないので、恐らく、3068年に何かしらのイベントが起こり、死んでしまうのではないかと思われる。 皇帝としては優しすぎる彼が、どのような未来を見ることとなるのだろうか・・・?

  

ハイランダー・クリスティン・V

彼女を取り巻く帝国内の動きとしては、彼女を妾にして子供を産ませようという貴族や政治家がいる一方、帝国のために死ぬことを願う人々がいるようだ。 年表を見る限り、3069年に“エンペラーズ・ハイランダー”となり、3075年にミノグシア解放戦線に参加し、3159年までは生きていることが確認できる。 また、いつごろの時期になるかは不明だが、前皇帝・『レーダー8世』の養女となるようである。 どのような経緯で『レーダー8世』の養女となるのか、気になるところである。

  

ブラウ・フィルモア女王

ブラウ王家は、統合フィルモア帝国を建国した『フィルモア1』の実兄の家系である。 また、ブラウ王家は、フィルモア王家の“最後のカーテン”と言われ、表に出ることは全くない帝国王家の総本山らしい。 下記の『“サクリファイス”・ニーゼル』・『リリ』は同一人物。 非常に強い騎士で、『剣聖慧茄』に3回も戦いを挑み、手も脚も胴体もバラバラにされても生き残ったという・・・生命力半端ない。 『ブラウ・フォルモア女王』のときは、感情を全く出すことが無く、威厳と威圧に満ち溢れているらしい。
  

“サクリファイス”・ニーゼル

『ブラウ・フィルモア女王』・『リリ』と同一人物。 サクリファイスとは生贄という意味らしいが、何の目的で何のために存在するのかは一般には全く知られていない。 実際には、サクリファイスは“皇位一位”の人物を守るのが目的らしいが、現在の皇位一位は彼女の手が届かないところにいる・・・。 帝国内のパワーバランスに変化があったようだ・・・。

  

  

【その他 重要人物】

<キャラクター>

ワスチャ・コーダンテ(ちゃあ・ティ)

天照家王女。 特にこれといって新情報は書かれていないが、彼女がハスハへやってきたのは、騎士としての腕を上げるという目的では無く、もっともっと個人的な思いでハスハへやってきたらしい。 ちなみに、現在、彼女は“血の十字架の短剣(ガット・ブロウ)”を持っている。 これは、“天照の代理”の証であるらしい。 つまり、この短剣を持っていることで、“天照の代理”としての何かしらのイベントが発生するのだと思われる。 年表から想像するに、やはりメヨーヨ朝廷との関連イベントかな?

  

シトロン・メナー

帝位継承ランク6位の天照王朝・メナー家の王女様。 最新のミラージュ騎士。 “フリーズ”というあだ名があるくらいに冷静な性格らしく、魔導大戦の後半では『天照』との漫才が見られるらしい。 『ワスチャ』の護衛としてハスハ入りしたわけだが、『ワスチャ』とはかなり気が合ったようで、魔導大戦後も『ワスチャ』の側近としてコーダンテ家を支えていくようだ。 『リアル女子高生ルミナスナイツ』のNO.2であるが、よく考えると、彼女は『ワスチャ』が所属しているメサ・ルミナス学園ではなく、グリース王立内宮高等学校に所属している。 彼女を『ルミナスナイツ』と呼んでよいのだろうか(笑)?
  

リリ

『ノルガン・ジークボゥ』の母ちゃん。 母ちゃんだけど、息子・『ノルガン・ジークボゥ』に恋をしており(笑)、その息子に嫌われないように一生懸命頑張り、“武装ドレス”を身に纏い登場してくるらしい。 ちなみに、その正体は、『ブラウ・フィルモア王女』であり、『“サクリファイス”・ニーゼル』である。 とにかく強い騎士らしく、さすがに剣聖(『マドラ』と『慧茄』)には勝てないが、“『ジークボゥ』を守ろうと戦う『リリ』”は、あの“『天照』を守ろうと戦う『アイシャ』”と同格らしい(笑)。 つまり、特定な条件のみであるが、現時点で、星団で3番目に強い騎士らしい(笑)。 登場が楽しみなキャラクターである。
  

イゾルデ・サヤステ太閤

クバルカン法国サヤステ家の現当主。 現時点でトップ10に入るほどの非常に強い騎士で、クバルカン法国の筆頭騎士。 本来であるならば、ルーン騎士団の騎士団長ということになるのだろうが、残念なことにルーン騎士団は男性のみで構成された騎士団なので、あくまで筆頭騎士という肩書になっている。 使用GTMは、ツバンツヒ博士が設計した変形GTM・“Mk4マッハ・シャルトマ”・・・法国の旗騎GTMである。 実は、“破裂の人形”も使用することが出来る立場だったりするので、魔導大戦後半には“破裂の人形”で出陣するらしい。 気になる点としては、女性騎士キャラなのに、体重が書かれている点だろうか。 何故なんだろう?
  

ナルミ・アイデルマ

『デザインズ3』では名前のみ登場していたが、『デザインズ4』でついにイラストが公開された。 魔導大戦中にAP騎士団ツラック隊の新たなる支隊長として任命され、『ツバンツヒ』・『レディオス・ソープ』・『ラキシス』の力を借りつつも、見事に魔導大戦のラストまで戦い抜き、さらに、魔導大戦後はラーン支隊長になるようである。 魔導大戦の主人公の一人らしい。 ちなみに、バランシェファティマ・『カナハ』のパートナーになるという聖宮ラーンの聖導王朝騎士団“アイル・フェルノア”の騎士団長・『キャナリア・アイデルマ』との関係は『デザインズ4』では明かされていない。 まあ、普通に考えれば、『キャナリア』は『ナルミ』の子供か孫に当たると思われるが・・・?

  

ビューリー

ついに登場した『ミース・バランシェ』製作によるファティマ。 上記の『ナルミ・アイデルマ』とは、戦争中に行われた簡易的なお披露目で出会い、パートナーとなったようだ。 個人的に、『ミース』が作ったファティマは、バランシェ系のぶっ飛んだ性能重視のファティマになるのか、モラード系の扱いやすさ重視のファティマになるのか、気になるところ。
  

エルディアイ・ツバンツヒ

超有名GTMガーランド。 元々システム・カリギュラのシオの門番であったが、天照に近づいたのをきっかけに、いつの間にかミラージュ騎士となってしまった人物。 魔導大戦にもツラック隊の切り込み隊長として参加予定らしい。 魔導大戦後は、女子高生に戻り、“玉子焼き器”やら“旗竿ランス”やら“けん玉フレイル完全版”など変なモノばかりを開発していた模様。 また、魔導大戦後は、身長を162センチで固定して、学生服で過ごしたようだ。

  

湖のオーハイネ

フローレス・ファティマ。 元々“破裂の人形”のファティマということで、クバルカン法国にいたらしい。 現在は、『エルディアイ・ツバンツヒ』のパートナーで、どういう経緯でパートナーになったかは不明らしいが、クバルカン法国と『ツバンツヒ』との間で何かしらの高度な取引があった可能性もあるとか・・・? 現時点で、スタント遊星のことを知っている唯一のファティマらしい。 フローレスファティマらしく(?)、かなりお茶目な性格らしく、『ツバンツヒ』と共に魔導大戦にも参戦予定。 説明文を読む限り、かなり問題児なファティマな模様(笑)。

  

ユーゴ・マウザー教授

映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場。 システム・カリギュラのGTMガーランドであり、騎士でもある。 現在はバッハトマ魔法帝国に所属し、GTM“ダッカス”を再組み立てをしつつも、色々と謎の行動しているらしい。 魔導大戦でもちょくちょく登場してくるようだが、彼の活躍は魔導大戦後の3100年以降らしい。 悪役として4100年まで登場してくる予定。
  

ブラックプリンス

別名・『ノルガン・ジークボゥ』。 『ブラウ・フィルモア女王』の息子でありながらも、名前を持っていないという意味不明な設定のキャラクター。 現在は、『ワスチャ』と同じく、メサ・ルミナス学園に所属しており、『ワスチャ』や『ヨーン』と交友を深めつつも、学園生活を楽しんでいるようである。 実は、『ワスチャ』に恋心を抱いているそうで、ナント、魔導大戦に参戦した『ワスチャ』を追いかけてハスハ入りするようである。 ちなみに、映画・『花の詩女』のラストシーンに登場した、黒髪の『ダイ・グ』似の人物は彼であった模様。 また、年表によれば、魔導大戦後に描かれる予定のアドラー星動乱にも出陣する予定であるらしい。
  

三色の娘 

名前の読み方は、『みしきのむすめ』。 英語部分に、ブラックプリンセスとあるので、上記のブラックプリンス・『ノルガン・ジークボゥ』と何かしらの関係があると思われる。 また、英語部分を読む限り、“三色”は3つの王族を指す言葉であると思われるので、単純に、『レイダー家』・『フィルモア家』・『バルバロッサ家』の3つの王家に関係しているのではないかと思われる。 っていうことは、彼女がフィルモア帝国の最後のカーテン・『“皇女”茄里』になるのかな? ちなみに、彼女は、ミラージュ騎士以上に強い騎士であるらしく、あの『ヨーン・バインツェル』を左手だけで圧倒するらしい。 っていうか、『ヨーン』は彼女にまで関わることとなるのか・・・、さすが主人公である(笑)。

  

オディール(ブラック・スワン)

クローム・バランシェ作のファティマ。 ファティマ・『オデット』の別人格。 「特定の複数のマスターに仕える」という特殊プログラムが搭載されている。 『オデット』のときは“ホワイトスワン”と呼ばれ、『オディール』のときは“ブラックスワン”と呼ばれる。 『ジークボゥ』のパートナーと思われる。

  

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【総評】

単行本派なので、連載の状況・内容などは一切わかりませんが、今回の内容は、いつか発売

されるであろう13巻の内容と連動しているらしく、作者的には新しい情報(14巻以降の内容)は

収録されていないとのこと。 また、その新しい情報は次の作品集・『デザインズ5』に全て載せる

つもりらしく、その『デザインズ5』の発売もそこまで遠いことではないらしいです。 

まあ、まずは、単行本13巻を早く早く出してほしいのです。

  

点数的には

100点

です。

  

 

では、ここまで。

 

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