まんが栄養素 -2ページ目

まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。

【マンガ感想】

 

『ラストイニング 35巻 (神尾 龍, 中原 裕)』

 

4091847277 ラストイニング 35 (ビッグ コミックス)
神尾 龍 中原 裕
小学館 2012-10-30

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過去記事はこちら → 1巻  7巻  8巻  9巻  10巻  11巻  12巻  13巻  14巻  15巻  16巻

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               27巻  28巻  29巻  30巻  31巻  32巻  33巻  34巻

 

 

【あらすじ】

汗と涙ぁ…そんなモンいらねぇ! かつて名門、今は弱小の私立彩珠学院高校野球部にやってきた問題児監督・鳩ヶ谷圭輔が、硬直しきった高校球界の常識を変える!!

 

 

高校野球マンガの傑作であり、監督マンガの代表格。

学校の経営方針で、もし今夏にある県大会で優勝し甲子園に出場できなければ、

私立彩珠学院高校の野球部は廃部となってしまうという状況の中、

彩学のOBであり詐欺師であった主人公・『鳩ヶ谷圭輔』が監督に就任する。

 

「今後一切、下手な奴と口をきくな!!」

「下手は伝染る!!」

 

というような過激な発言を繰り返しながらも、

 

「ひとつひとつのプレーを大切にな」

「じっくりしっかりミス無くやろう!」

「派手なことや特別なことをする必要は無ない!」

「出来ることを確実にやろう!」

 

という発言で、選手達や保護者達を自分のペースに巻き込んでいく。

 

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ここからは、35巻の感想。

35巻では、33巻から始まった『vs帝大一高』との試合の続きが描かれていまして、
意外にも『彩珠学院高校』が大きくリードするという展開で話が進んでいきます。

 
まんが栄養素-ラストイニング 35巻
 

そんな35巻のメインとなるのは、やはりピッチャーの交代時期ですね。

エース・『日高』の実質的な故障により、“帝大一高”戦は『スティーブ』を先発させました。

予想外の大量得点により、優位に試合を進めていたわけですが、ついに『スティーブ』が

捕まってしまい、ピッチャーを交代すべきタイミングが訪れます。 しかし、『鳩ヶ谷監督』は、

『日高』をリリーフさせてより状態を悪化させることを恐れ(最悪、ここで投手生命が終わる)、

ナント、『スティーブ』の続投を決めてしまいます。 そして、そのことが当然のごとく失敗に

終わることとなり、結局、『日高』をリリーフさせることとなりました。

 
まんが栄養素-ラストイニング 35巻
 
まんが栄養素-ラストイニング 35巻
 
リリーフした『日高』は、『スティーブ』が作ったピンチをあっさりと抑えることに成功します。
“『日高』は故障している”と考えていた帝大一高の監督はその様子に驚くこととなりまして、
もしかして自分の考えが間違っていたのかと不安がることとなりました。 しかし、さすがに

百戦錬磨の監督だけあって、すぐに『日高』が故障を抱えていることに気づきまして、

その故障が悪化するような作戦を取るように作戦を進めていくこととなりました。

 
まんが栄養素-ラストイニング 35巻

 
まんが栄養素-ラストイニング 35巻
 
そして、7対4のまま、最終回へ突入していくこととなりました。

わずか2回で40球以上投げさせられた『日高』が残り1回を抑えることが出来るのか、

それとも、帝大一高が一気に逆転していくのか、というところで次巻へ続いていきます。

 

いや~、面白かったです。
次巻も楽しみです。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

『日高』の故障は痛いですね。 この試合に勝っても、次の試合に投げることが出来る保証は

無く、いったい、どのように盛り上げていくのか気になるところです。 次巻も楽しみです。

  

点数的には

100点

です。

  

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

『ブラック・ジャック創作秘話-手塚治虫の仕事場から- 2巻 (宮崎克、吉本浩二)

 

4253132405 ブラック・ジャック創作(秘)話~手塚治虫の仕事場から~ 2 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
吉本 浩二 宮崎 克
秋田書店 2013-01-08

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過去記事はこちら → 1巻

 

 

【あらすじ】

創作に憑かれた“神様”は、次々と仲間を巻き込んでは狂乱の果てに奇蹟を呼ぶ。関係者の証言で綴る“超実録・手塚伝説”第2弾!!

 

 

漫画の神様・『手塚治虫先生』の仕事場を描く作品です。

 

鉄腕アトムやリボンの騎士などで人気を博していた手塚治虫も、昭和45年あたりでは漫画の

ヒット作が減り、アニメで失敗し、虫プロが倒産するというどん底であった。 そんな状況の中、

まんが道にも登場する週刊少年チャンピオンの名物編集長・『壁村耐三』から全4回という
連載を依頼される。 その作品の名は、『ブラック・ジャック』。 この作品の大ヒットにより、

手塚治虫は見事に復活し、再び、ヒット作を連発していく・・・。
 
という感じの時代背景で始まる作品でして、『ブラック・ジャック』の大ヒットにより、見事に復活を

果たした『手塚治虫先生』の仕事ぶりを描くノンフィクション系の漫画です。

 

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ここからは、2巻の感想。

1巻と同様に、『手塚治虫先生』と『担当編集者たち』の締め切りを巡る戦いが描かれつつも、

『手塚先生』があまりの仕事量に逃亡してしまう話、アシスタント達の話などが収録されて

おります。

 
まんが栄養素-ブラック・ジャック創作秘話

 
まんが栄養素-ブラック・ジャック創作秘話
 

そんな2巻で面白かったのは、やはり『手塚先生』が行方不明になった話ですね。

この話は、『手塚先生』の“火の鳥”の担当・『新井善久(講談社)』が別冊の進行状況の

確認のため『手塚先生』を訪れたところ、不在であったところから始まった話です。

すぐに、どこかの編集部が『手塚先生』を館詰にしているのだと確信し、様々な編集部に

電話をかけて、『手塚先生』を探そうとします。 しかし、どこの編集部も同じように『手塚先生』

を探しているようで、どこにいるのか判らないまま時間が過ぎていきます。

 
まんが栄養素-ブラック・ジャック創作秘話

 
まんが栄養素-ブラック・ジャック創作秘話
 

そんな中、“鉄腕アトム”を連載している光文社が怪しいことに気づきます。

そこで“火の鳥”の担当・『新井善久(講談社)』は『丸山昭』と共に、光文社の編集部に乗り込み、

手塚先生の行方を聞き出そうとしますが、当然のごとく、とぼけられることとなりました。
しかし、そこで諦めないのが“火の鳥”の担当・『新井善久(講談社)』と『丸山昭』でありまして、

光文社が講談社と同じ社屋内にある兄弟会社で郵便物が同じ“郵便部”で管理されていることに

気付きまして、その“郵便部”に潜り込み、光文社の手塚先生の担当者が送ってくるであろう

原稿が入った郵便物を探し始めることとなりました(送ってきた場所が判る)。

 
まんが栄養素-ブラック・ジャック創作秘話
 

そして、ついにその原稿が入った郵便物を見付けたわけですが、ナント、その原稿は

京都から送られて来たこと驚いてしまいます。 しかし、見つけてしまったからには

行かないわけにはいかず、早速、京都までこっそり行くこととなりました(他の編集部に

見つかってしまうと、ますます手塚先生の原稿が遅れてしまうから・・・)。
 
そして、なんとか、手塚先生を見つけることができたのですが、そこから手塚先生の

我儘に振り回されることとなるわけですが、これ以上はネタバレというか実際に読まれた方が

面白いと思うので詳しくは書かないこととします。 個人的には、この話から学生時代の

『松本零士先生(宇宙戦艦ヤマト)』や『高井研一郎先生(総務部総務課山口六平太)』などが

登場してきた部分が非常に面白かったですね。 
 

いや~、面白かったです。
次巻も楽しみです。

 

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【総評】

1巻も面白かったですが、2巻も同じように面白かったです。

『手塚先生』の作品を読んだことのある方ならば、興味深く読むことが出来る良作であると

思います。 マンガとしても面白いので、お薦めですよ。

 

点数的には

100点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

『ラディカル・ホスピタル 24巻 (ひらのあゆ)』

 

4832251465 ラディカル・ホスピタル (24) (まんがタイムコミックス)
ひらの あゆ
芳文社 2013-01-07

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過去記事はこちら → 9巻  11巻  12巻  13巻  14巻  15巻  16巻  17巻  18巻  19巻

               20巻  21巻  22巻  23巻

  

 

【あらすじ】

レギュラーメンバーからついにカップル誕生!? お互い気にはなってるのに、 なかなかすんなりとは行かなくて……。 そんなときは世話焼き姐さん、水野ナースの出番です!! 波瀾万丈の第24巻☆

 

 

病院をテーマとした4コママンガです。

この作品は、私が芳文社系4コママンガを読むきっかけとなった作品でして、

1巻の発売からほぼリアルタイムで全巻を集めて参りました。

連載の長さ、安定感、ストーリーの面白さから、まさしく横綱とも言える作品だと思いますし、

4コママンガを苦手な人でも楽しめるであろう、懐の深さを持った作品だと思います。

 

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ここからは、24巻の感想。

24巻では、23巻までと同様に病院で起こる様々なイベントが描かれつつも、

『大ちゃん』のクリスマスイベント、病院は肉体労働な話、看護師達のお駄菓子事情、

そして、『里見先生』と『花村さん』とのラブロマンスな話などなど、多くの話が収録されています。

 
まんが栄養素-ラディカル・ホスピタル 24巻
 
まんが栄養素-ラディカル・ホスピタル 24巻
 

そんな24巻のメインとなるのは、もちろん『里見先生』と『花村さん』とのラブコメ話ですね。
この話は、61ページから始まったバレンタイン関連イベントから始まった話でありまして、

『里見先生』が『花村さん』に恋心を持っていることが判明し、その『花村さん』も『里見先生』に

恋心を持っていることが判明したことで、一気に2人の関係が前に進んでいくこととなりました。

 

ちなみに、『里見先生』とは、外科の若手医師で、その容姿から外科王子と呼ばれていた時期も

ありました。 おっちょこちょいな上に経験不足から、正直、頼りない感じの先生でありましたが、

ここ最近は医者らしく成長している模様です。 実家は病院で、長男らしい。

 

そして、『花村さん』とは、主人公達が勤めている病院の医事課に務めている女性でして、ツリ目と

ふわふわした髪型と泣きボクロが特徴のキャラクターです。 医事課に務めているということで、

看護師ではなく事務を担当しておりまして、事務関連イベントで登場することが多いです。

(読者人気があるのか、後発キャラなのに、登場回数が多い)
 

そんな2人の接点は、19巻の『花村さん』がヘルペスという病気になって入院したイベントから

だと思われまして、恐らく、そのころから『里見先生』は『花村さん』に惚れていたのではないかと

思われます。
 
まんが栄養素-ラディカル・ホスピタル 24巻
 
まんが栄養素-ラディカル・ホスピタル 24巻
 

そんな2人が急接近するきっかけとなったイベントが、バレンタインですね。

色々と紆余曲折ありつつも、最終的に、『里見先生』は『花村さん』からバレンタインチョコを

貰うことが出来ました。 そして、上記の画像のように、『花村さん』がバレンタインチョコを

あげるときに意味深な行動をしたため、『里見先生』だけでなく恋愛魔女・『水野ナース』も

『花村さん』が『里見先生』に好意を持っていることを確信します。

 
まんが栄養素-ラディカル・ホスピタル 24巻
 

そして、バレンタインチョコのお礼に、『里見先生』は『花村さん』をデートに誘うわけですが、

ナント、上記の画像のように振られてしまいます。 バレンタインでのあの意味深な行動から、

絶対に好意を持っていると確信している恋愛魔女・『水野ナース』は、お節介恋愛魔女となり、

『花村さん』に真相を聞き出そうとします(笑)。

 

これ以上はネタバレというか、実際に読まれた方が面白いと思うので詳しくは書きませんが、

『水野ナース』のおかげで『花村さん』が本音が垣間見れたのは面白かったですし、

何よりも、『水野ナース』のお節介ぶりがなんとも可笑しく大笑いしてしまいましたよ。

 

いや~、面白かったです。

次巻以降の、このカップリングの話が気になります。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

連載中に結婚したキャラクターはいましたが、キャラクター同士の恋愛イベントが描かれたのは

初めてのように感じます。 ラブコメスキーとしては、このカップリングはかなりニヤニヤでして、

次巻以降も、大いに期待したいところですね。 次巻も楽しみです。

  

点数的には

100点

です。

 

 

では、ここまで。

 

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【映画感想】

 

『花の詩女 ゴティックメード (GOTHICMADE)』

 
まんが栄養素-花の詩女 ゴティックメード
 

 

【あらすじ】

茜の大地と緑の山々に彩られる小さな惑星、カーマイン・プラネット。のどかなように見えて、列強国の力関係に挟まれながら暮らす人々の心の支えは、預言者であり人々を導く「詩女(うため)」の存在であった。詩女を継ぐことになった少女・ベリンは、その任地、聖都「ハ・リ」へと旅立つ。ベリンや付き従う女官たちの平和な旅の途中、突然、嵐が吹き荒れた。戦艦シワルベの艦隊を引き連れたドナウ帝国のトリハロン皇子。ベリンの命が狙われているという噂のもとに、一行を警護することになったのだ。平和を祈る少女・ベリンと、生まれながらに戦う運命を背負う少年・トリハロン。2人の旅の前途には、暗く大きな雷雲が待ち受けるのであった―!

 

 

『ファイブスター物語』の作者・『永野護』先生が、原作・脚本・絵コンテ・レイアウト・原画・監督を

担当し、7年以上の年月を費やして完成させた映画作品です。 ただ、その7年間を全てアニメ

製作に費やしてしまったため、メインの仕事であると思われる『ファイブスター物語』を7年間休載

するという暴挙に出てしまいました(ファンから大ブーイング and 作品離れ)。

 

そういう事情で出来上がった作品であるため、ファンの立場から言えば、「やっと製作が終わった」・

「早く『ファイブスター物語』の連載を再開してくれ」というのが本音でありまして、過度な期待は

せずに、この作品を観に行きました。

 

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【以下、感想】

預言者であり人々を導く“詩女”に選ばれた少女・『ベリン』は修行を終え、聖都ハ・リに

向かうこととなった。 しかし、“詩女”の『ベリン』を狙うテロが予告されたため、ドナウ帝国の

『トリハロン皇子』が聖都ハ・リまで『ベリン』一行の警護を申し出た(ほぼ強制)。 『ベリン』は

その警護の申し出を受け入れ、聖都ハ・リまで『トリハロン皇子』と共に旅立つこととなった・・・。

 

という感じで始まる作品でして、特別な能力を持ったことで“詩女”に選ばれた少女と、

“第三皇子”でありながら皇帝よりも高い人望を集め一部の人々から疎まれている少年が

出会うことによって、物語が進んでいく作品です。 永野護監督の作品・『ファイブスター物語』

の雰囲気をそのまま映像化に成功しているため、ファンならば「おおおーー、すげぇーーー」と

あることは間違いなく、ファンならば一度は見ておいても損は無い作品だと思います。

 

 

<映画作品として感想>

①上演時間は70分。 長すぎず、短すぎず。

②新作でありながら、世界観設定の説明などは極力省かれているなど、作者の過去作品を

 読んでいない方への配慮はゼロに近い。

③話の内容自体も、漫画の単行本にして半分にも満たないほどの薄い感じなので、

 「えっ、これで終わり?」と観終わった後に感じた。

④戦闘シーンは非常に素晴らしかった。 ただ、戦闘シーンが70分の間にたった一回しか

 なかったのは残念ポイント(90分以上の作品であれば2度は描かれたと思われますが・・・)。

⑤永野護の世界観をそのままアニメ化させているのは素晴らしい。

⑥あまり期待していなかったが、想像以上に良く出来ていて驚いた。



<ファンとしての感想>

①良い意味で、『ファイブスター物語』のネタを散りばめすぎー。 ニヤニヤが止まらない!!

②永野護先生の絵がそのままアニメになっているーーー!! ちょーーーーーー感動!!

③カイゼリン(ロボット名)、格好良いーーーー、強いーーーー、速いーーーーーー!!

④ハイランダー、現場にいるのに活躍しねーーーーーーーーーーーーー!!

⑤ぎゃーーー、『食事係』が登場ーーーー!! しかも○○の人形マークーーー!!

⑥エンディングでネタバレ!! やっぱり全て繋がっていたのか!!!!!!

⑦エンディング後に、ファティマ登場!!!! ぎゃーーーーー、可愛いーーーー!!

 あれっ? なんで○○○がいるの? あれっ? なんで髪の毛が黒いの? 誰???

 

 

っていう感じでしょうか(笑)。

映画としては辛口ぎみですが、ファンとしては楽しめました。

まあ、そんな作品です(笑)。

 

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【総評】

ファン限定・・・・っていうか、最初からファンに向けて作られた作品です。

一つの映画作品としては残念ながらお薦め出来る内容の作品では無いですが、

『ファイブスター物語』を単行本だけでなく、設定資料集まで買っているファンならば、

楽しめる作品に仕上がっていると思います。 っていうか、ファン以外見る価値は無いです(笑)。

個人的には、非常に楽しめましたよ!!

 

点数的には

映画作品としては50点

ファン的視点としては80点

です。

 

ちなみに、4月から『ファイブスター物語』が連載再開であるようです。 やったね!

ブルーレイが出るならば、当然、購入します。 早めに発売してほしいですね。

  

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

『センゴク一統記 2巻 (宮下英樹)』

 

4063822524 センゴク一統記(2) (ヤンマガKCスペシャル)
宮下 英樹
講談社 2013-01-04

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過去記事はこちら → センゴク 1巻~11巻  12巻  13巻  14巻  15巻 (一部完)

               センゴク外伝桶狭間戦記 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻

               センゴク天正記 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻  6巻  7巻  8巻  9巻

                          10巻  11巻  12巻  13巻  14巻  15巻 (二部完)

               センゴク一統記 1巻

 

 

【あらすじ】

織田軍と毛利軍の最終決戦迫る――! 信長の目指す”一統”の実現、そして日ノ本の行く末は、合戦の最前線に立つ羽柴秀吉の双肩に託された‥‥。重責の中、秀吉が秘密裏に進める計略とは!? 世に比肩なき人材を抱える秀吉は、世紀の大事業へと挑む!!

 

 

『仙石権兵衛秀久』という実在の人物を主人公とした戦国時代マンガ。

圧倒的な画力、史実と創作の絶妙な融合、そして素晴らしい人物描写。

現在連載中の歴史マンガの中でも、最高峰と言っても間違いない作品です。

 

この作品が面白いところは、『仙石権兵衛秀久』という主人公がいるものの、

実際には、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康など時代の権力者を主役として時代を動かしている点です。

あくまで、『仙石』は、彼らの一武将に過ぎず、歴史イベントに大きく関わってくることはない。

時代の権力者たちが行った『有名な戦』・『有名なイベント』を多少脚色して描きつつ、

その時、一武将である主人公がどのような行動を取ったのかを描いた作品なのです。

戦国時代のファンならば、必見の作品だと思います!!

 

さて、この『センゴク一統記』は、前々作・『センゴク』の第3部に当たります。

 

誤解が無いように最初に書きますと、仕切り直しということで、2巻表示されておりますが、

この作品は、実質的『センゴク』の32巻目に当たります。

つまり、前作・『センゴク』を読んでいないと、面白さ半減は間違いないです。

やはりまずは前作・『センゴク』を読んで戴きましてから、この作品に手にしてくださいませ。

 

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ここからは、2巻の感想。

 
羽柴軍は、中国の覇者・毛利氏の家臣・清水宗治が守る備中高松城の攻略を始める。

その高松城攻略では、“水攻め”が行われることとなり、毛利軍を出し抜くことに成功する。

 

という感じで始まったのが2巻でして、羽柴軍と中国・毛利氏との戦いが始まることとなりつつも、

『織田信長』の全国を統一した後の構想が判明したり、その構想に対して『羽柴秀吉』が異論を

考えるような展開が描かれたりと、非常に濃い内容の話が描かれております。
 
まんが栄養素-センゴク一統記 2巻
 
まんが栄養素-センゴク一統記 2巻
 

そんな2巻で、まず描かれたのが、備中高松城の水攻めですね。
この備中高松城には毛利氏の家来・『清水宗治』が守っており、、羽柴軍の動きを止めようと

籠城という作戦に打って出ることとなりました。 毛利氏・・・というか『小早川隆景』としては、

『羽柴秀吉』がいずれ織田家の中でも特殊な存在になることを予見しており、この籠城戦で

時間をなるべく掛けさせて、織田家では無く『羽柴秀吉』と和睦の道を探ろうと考えているようです。
 
そんな『小早川隆景』に対して、『羽柴秀吉』は備中高松城を水攻めするという画期的な戦略を

選択することとなりまして、毛利軍4~5万人が後詰めにやってくるころには、備中高松城は
水浸しになってしまっており、『清水宗治』は動くにも動けない状態になっておりました。 

しかも地形的に『羽柴軍』の方が有利であるらしく、『毛利軍』も迂闊に動けないようでありまして、

さらに、その羽柴軍に『織田信長』自らが後詰めでやってくるという噂もあり、『毛利軍』の一部は

玉砕を覚悟するまでになりました。

 
まんが栄養素-センゴク一統記 2巻
 
まんが栄養素-センゴク一統記 2巻
 

そんな毛利軍に対して、『羽柴秀吉』は、このまま毛利を潰すのか、それとも和睦するのか

を悩むこととなります。 『羽柴秀吉』の主君・『織田信長』としては、毛利氏を潰し、九州を

従えて、唐(中国)へ進出していくという構想を考えているため、このまま毛利氏を潰すという

選択を選ぶと思われるのですが(唐への進出しないと織田家が滅んでしまうという考え方のため)、

『羽柴秀吉』としては唐(中国)への進出をしなくても日本を統治できる政策を生み出しているため、

毛利家と一旦和睦して『織田信長』に考え方を変えてもらいたいと考えているようです。

 

ただし、独裁者・『織田信長』に新たなる統治政策を上申するということは、左遷や処刑という

最悪のリスクもあり、『羽柴秀吉』としてはそこまでのリスクを負ってまで上申する必要が

あるのかが悩みの種でありまして、部下たちもかなり心配することとなっております。

(とはいえ、『羽柴秀吉』は上申することで、覚悟を決めている模様)

 
まんが栄養素-センゴク一統記 2巻
 

そんな悩んでいる中、『清水宗治』から、降伏開城の交渉の遣いが『羽柴軍』にやってきます。

『羽柴秀吉』としては、すぐに『清水宗治』の処置を判断しかねる状況であるため、『織田信長』

が備中に到着するまで判断を待つことにし、その『織田信長』が備中に着いたときには、自分の

考えを上申することを決めたようです。

 

そして、その『織田信長』が本能寺へ到着したところで、次巻へ続きます。
いや~、続きが気になります。

  

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【総評】

次巻、ついに本能寺の変が勃発ですね。

『明智光秀』の裏切り、『羽柴秀吉』による中国大返しなど見どころ満載の大イベント。

いや~、次巻も大いに期待したいです。

 

点数的には

100点

です。

 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

【マンガ感想】

 

『3月のライオン 8巻 (羽海野チカ)』


4592145186 3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)
羽海野 チカ
白泉社 2012-12-14

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過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻  6巻  7巻

 

 

【あらすじ】

新人王となった零は多くの期待を受け宗谷名人との記念対局に臨むが、宗谷の重大な秘密を知り…。一方、島田八段は棋匠戦で初タイトルをかけ柳原棋匠と死闘を演じる。お互いのすべてを出し尽くした勝負の行方は…? 「託される想い」その重さを読者の方に問いかけます。

 

 

『ハチミツとクローバー』の作者が描く最新作。

 

17歳にしてプロ将棋棋士(5段)である主人公・桐山零。

しかし、彼は幼い頃に家族を失い、居場所を失った。

そんな彼が唯一、全てを忘れさせてくれるのが将棋だった。

心を閉ざした彼の周りには、暖かい人々で溢れ、徐々に彼の心は開いていく・・・。

 

という将棋の棋士を主人公としたハートフルストーリー作品。

子供の頃から不幸が続き、孤独のままに育ってきた主人公・『桐山零』。

そんな彼にお節介を焼く『3姉妹(あかり・ひなた・モモ)』、終生のライバル・『二海堂晴信』、

将棋の先輩・『松本一砂』と『スミス』など、彼と彼を取り巻く人々との交流を描いた作品です。

 

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ここからは、8巻の感想。

8巻では、主人公・『桐山零』と『宗谷冬司名人』との記念対局が描かれつつも、

『島田開八段』と『柳原朔太郎棋匠』による棋匠戦(タイトル戦)が描かれました。
 
まんが栄養素-3月のライオン 8巻
 
そんな8巻で面白かったのは、『島田開八段』と『柳原朔太郎棋匠』による棋匠戦ですね。

この棋匠戦は、5番勝負で行われるタイトル戦で、残念なことに名人戦とほぼ同じ時期に

行われるため、あまり注目されることのないタイトル戦でありますが、由緒ある7大タイトル

の一つであります(名人戦と同じ時期に行われるため、『宗谷冬司名人』がこのタイトルを

あまり本気で取りに来ないらしい)。

 
その棋匠戦へのタイトル挑戦権を手にしたのが、主人公の兄貴分・『島田開八段』でありまして、

今巻までに2勝2敗で最終戦を迎えることとなりました。 『島田開八段』としては、様々な事情を

背負っているため、ぜひとも、今回でタイトルを獲得しておきたいところでありまして、万全の

準備をして試合に挑むこととなりました。

 
まんが栄養素-3月のライオン 8巻
 
まんが栄養素-3月のライオン 8巻
 

一方、その『島田開八段』の挑戦を受ける立場である『柳原朔太郎棋匠』。

現役最年長棋士(66歳)でありながら、A級に所属しつつも、タイトルホルダーという化け物

でありまして、独特の棋風で戦う人のようです。 特に今回のタイトル戦は永世位(通算10期)が

掛かっていることもあるためかなり気合が入っているようで、『島田開八段』と真正面から
ぶつかり合う戦いを行うこととなりました。

 
まんが栄養素-3月のライオン 8巻
 
試合内容としては、まだ読んでない方へのネタバレとなってしまうので詳しくは書きませんが、

まさしく一進一退、一手一手で情勢が大きく変わっていくという名勝負でありまして、非常に

手に汗握る素晴らしい試合内容となっております。 また、この試合中に『柳原朔太郎棋匠』の

棋士エピソードが描かれているところも面白く、彼が66歳になってもA級に居座れる理由が

判明したのも面白いところですね。
 
いや~、面白かったです。
次巻も楽しみです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

いや~、今巻は本当に濃い内容でした。

『宗谷冬司名人』の秘密、『柳原朔太郎棋匠』の人物エピソードと、非常に読み応えのある話が

次々と描かれまして、何度も何度も読み返してしまいましたよ。 あ~、早く次巻が読んでみたい

ですね。 次巻も大いに期待したいです。

 

点数的には

100点

です。
 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

【雑記】

 

 

キタ━━━━━━ヽ(≧∇≦)ノ━━━━━━!!!!!
 

 

永野護監督作品・『花の詩女 ゴティックメード』が岡山でも上演決定ですよ!!

1月12日(土)~1月25日(金)までの2週間限定上演ですよ!!

ホント、『岡山メルパ』、good jobですよ!!!

 

いや~、最初に『花の詩女 ゴティックメード』の上映館数を聞いたときは、あまりの少なさに驚き、

「さっさと上映終了して、ブルーレイを出してくれよ!」とか本気で思っておりましたが(笑)、

実際に岡山でも上映されるならば、話は別ですね。 ホント、嬉しいですよ。

 

・午後4時55分~午後6時6分まで
・午後8時20分~午後7時31分まで
・午後7時45分~午後8時56分まで

 

というスケジュールらしく、高校の友人と共に、1月12日の午後4時55分に行ってくる予定です。

どんなグッズが売られているのかは不明ですが、とりあえず、パンフレットだけは手に入れたいですね。

 

 

以上、雑記でした。

【マンガ感想】

 

『ちはやふる 19巻 (末次由紀)』

 

4063803694 ちはやふる(19) (BE LOVE KC)
末次 由紀
講談社 2012-12-13

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻~5巻  6巻  7巻  8巻  9巻  10巻  11巻  12巻  13巻  14巻

               15巻  16巻  17巻  18巻

  

 

【あらすじ】

秋。名人・クイーン戦予選をまえにしたこの季節。吉野会大会はついに準々決勝を迎え、千早、太一を含め白波会からは4人が残った。迎え撃つは、福井から参戦の新や北央・須藤ら4人。耳がよく、独特な配置で戦う元クイーン・猪熊と当たった千早は、固い相手の自陣に攻めこむことができるのか? より高みを目指す選手たちの意地が、意外な展開を生む。

 

 

『競技かるた』をテーマとした作品です。

 

小学6年生の主人公・『綾瀬千早』のクラスに転校してきた『綿谷新』。

無口な彼の特技は、百人一首を使う『競技かるた』というスポーツだった。

その『競技かるた』を行う『綿谷新』に魅了された『綾瀬千早』は“クイーンになる”ことを目標に

その『競技かるた』を本格的に始める事となる・・・・。

 

という感じで始まる作品でして、美人だけど動いたり話したりすると残念な女の子・『綾瀬千早』、

『綾瀬千早』に“競技かるた”の面白さを教えた・『綿谷新』、『綾瀬千早』の幼馴染・『真島太一』の

3人が、“競技かるた”を通して成長していく様子を描いていく青春系ストーリー作品です。

 

----------

 

ここからは、19巻の感想。

19巻では、18巻から描かれている吉野会大会の続きが描かれることとなりまして、

『綾瀬千早』と『真島太一』の活躍が描かれることとなりました。

 
まんが栄養素-ちはやふる 19巻
 

そんな19巻のメインとなるのは、もちろん『綾瀬千早』と『猪熊遥』の戦いですね。
対戦相手である『猪熊遥』とは、かつて4連覇をした“元クイーン”でありまして、

『綾瀬千早』もお世話になっている富士崎高校かるた部顧問・『桜沢翠』のかつてのライバルです。
“結婚→妊娠→子供が2人”ということで長らく産休しておりましたが、この吉野会大会でついに

復帰することとなりました。 『西田優征』曰く、彼女のクイーン時代は、現クイーン・『若宮詩暢』

よりももっと感じが良いプレイヤーであったようです。 ただし、長い産休期間があったため、

かつての能力が維持されているのかが注目点であるようで、吉野会大会に参加している面々は

そこを注目しているようです(あくまで本番は2週間後のクイーン予選であるため)。

 
まんが栄養素-ちはやふる 19巻
 
まんが栄養素-ちはやふる 19巻
 
そして、その戦いが始まることとなりました。
『綾瀬千早』自体、『猪熊遥』の全盛期の時代を知らないため、元クイーンだからといって

それがプレッシャーになることは全然無く、冷静に試合を進めていくこととなりまして、

序盤は『綾瀬千早』が『猪熊遥』を圧倒し、世代交代を感じさせるような戦いとなりました。

 
まんが栄養素-ちはやふる 19巻
 
まんが栄養素-ちはやふる 19巻
 

とはいえ、さすがにクイーンを4連覇した『猪熊遥』も、そのまま簡単に負けてしまうような

プレイヤーでは無く、戦いながら徐々に昔のようなプレイスタイルに戻していくことで、
『綾瀬千早』を圧倒していく姿などが描かれていくこととなり、勝負の行方は終盤へ

もつれていくこととなりました。
 

これ以上の展開についてはネタバレとなってしまうので詳しくは書きませんが、
産休明けとはいえ圧倒的な力で押してくる『猪熊遥』に対して、『綾瀬千早』もその勢いに

負けずに押し返していく展開は非常に面白いですし、何よりも、この試合を通して『綾瀬千早』の

成長の方向性が明確に描かれたのが非常に面白かったですね。
 

いや~、面白かったです。

次巻も楽しみです。

  

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

上記では取り上げませんでしたが、19巻は『真島太一』の成長・活躍も描かれております。

てっきり『真島太一』は、『綿谷新』のかませ犬で終わってしまうのかと思っておりましたが(笑)、

今回の成長力を見る限り、『綿谷新』よりも早く、名人への挑戦権を手にしそうな感じがしますね。

まあ、名人戦挑戦への予選に参加できればの話ですが・・・・。

 

点数的には

100点

です。

 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

【マンガ感想】

 

『DEAR BOYS ACT3 11巻 (八神ひろき)』

 

4063713490 DEAR BOYS ACT3(11) (講談社コミックス月刊マガジン)
八神 ひろき
講談社 2012-10-17

by G-Tools

 

 

過去記事 → ACT2 20巻 21巻 22巻 23巻 24巻 25巻 26巻 27巻 28巻 29巻 30巻

         ACT3 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻 9巻 10巻

 

 

【あらすじ】

インターハイ決勝戦、瑞穂対天童寺は第2Q。天童寺は哀川を狙い他のメンバーと連携がとれないよう完全に分断する策に出た。剣武蔵は言う、「誰一人として納得してねえってことだよ」 天童寺の哀川へのわだかまりが今剥き出しとなった! 1年間の己の成長とプライドをかけて立ち向かう哀川、そして、そんな哀川のために瑞穂メンバーは!?

 

 

バスケットボールをテーマとした作品です。

今巻で、全シリーズ・64巻目(+おまけが一冊)となる超長期連載作品です。

週刊連載ならば50巻は珍しくはありませんが、月刊連載で50巻オーバーは驚くべき数字です。

連載開始が1989年で、今年で20年目・・・、私は単行本の3巻目からリアルタイムで集めているので、

なんだかんだ17年間~18年間くらいの長い付き合いとなります(^^;。

当然、私が集めている漫画の中で最も古くから集めている作品でして、

冗談なく、私は、この作品と共に成長してきたと言っても間違いないかな、と思っています。

 

---------

 

ここからは、11巻(事実上64巻目)の感想。

11巻では、インターハイ決勝・『瑞穂vs天童寺』の試合前の様子が描かれ、

『瑞穂』と『天童寺』の戦いが描かれることとなりました。

 
『天童寺』の圧倒的な攻撃の前に『瑞穂高校』はいつものペースが取り戻せず、

第1Qが終わってしまう。 第2Qも同じように、『天童寺』ペースで試合が進んでいくのだが・・・。

 

というのが11巻のあらすじでして、『天童寺』が王者として圧倒的な実力差を見せつけるという

展開が描かれつつも、『瑞穂高校』の焦りながらも食らい付こうとする様子が描かれました。

 
まんが栄養素-DEAR BOYS ACT3 11巻
 
まんが栄養素-DEAR BOYS ACT3 11巻
 

そんな11巻のメインとなるのは、やはり『北沢龍之介』の鉄壁のディフェンスですね。

『北沢龍之介』とは、『天童寺高校』のパワーフォワードを担当しているキャラクターで、

圧倒的な攻撃力を誇る『天童寺高校』の中で、唯一、ディフェンスをメインとして活躍する

キャラクターです。 そんなディフェンスの鬼である『北沢龍之介』が、この試合では当然の

ごとく、主人公・『哀川和彦』を徹底的にマークすることとなりまして、『瑞穂高校』の攻撃の芽を

摘みまくる展開が描かれることとなりました。

 
まんが栄養素-DEAR BOYS ACT3 11巻
 

さすがの天才・『哀川和彦』も『北沢龍之介』に完璧に抑えられることで冷静さを

段々と失ってしまい、上記の画像のような言葉を『北沢龍之介』に言われてしまいます。

その言葉を言われてしまった『哀川和彦』はますます冷静さを失ってしまい、独りよがりな

プレーを連続、そして、そのことがますます『天童寺』と『瑞穂』の点数差を広げてしまう

こととなりました。

 
まんが栄養素-DEAR BOYS ACT3 11巻

 
まんが栄養素-DEAR BOYS ACT3 11巻
 
そんな最悪の状態が続いてしまいそうなときに、『瑞穂高校』の『氷室監督』は絶妙なタイム

アウトを取ることとなりました。 『氷室監督』は、攻撃の要である『哀川和彦』に対して、

「瑞穂に来てから自分は少しも成長していないんじゃないかって考えてない?」と尋ねることと

なりました。 その言葉は、『北沢龍之介』に圧倒された『哀川和彦』がまさしく考えていたこと

ズバリでして、『哀川和彦』は非常に驚くこととなりました。 そして、『氷室監督』は成長に関して

『哀川和彦』に語りかけることとなりまして、この言葉を聞いた『哀川和彦』は冷静さを取り戻す

こととなりました(氷室監督が語りかけた言葉はネタバレというか実際に読まれた方が面白い

と思うので、詳しくは書きませんが・・・・)。
 
そして、『瑞穂高校』の反撃が始まるのか…・っていうところで、次巻へ続きます。

いや~、面白かったですよ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

今巻は、『天童寺高校』の強さが描かれた巻でした。

こんな『天童寺高校』を『瑞穂高校』がどのように苦しめていくのかが次巻からのメインと

なると思われまして、今から次巻の発売が非常に楽しみであります。 次巻も期待したいです。

  

点数的には

88点

です。

 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

【マンガ感想】

 

『センゴク一統記 1巻 (宮下英樹)』

 

4063822311 センゴク一統記(1) (ヤンマガKCスペシャル)
宮下 英樹
講談社 2012-10-05

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → センゴク 1巻~11巻  12巻  13巻  14巻  15巻

               センゴク外伝桶狭間戦記 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻

               センゴク天正記 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻  6巻  7巻  8巻  9巻

                          10巻  11巻  12巻  13巻  14巻  15巻

 

 

【あらすじ】

戦国時代とは、物事の価値観が目まぐるしく変容する激動の時代。その只中で、天下に類無き波乱の運命を辿る武将がいた―――。その名は仙石権兵衛秀久。歴史的大失敗をおかしながら、後に自らの力を以て再び表舞台へと返り咲く、“史上最も失敗し挽回した男”である。

 

 

『仙石権兵衛秀久』という実在の人物を主人公とした戦国時代マンガ。

圧倒的な画力、史実と創作の絶妙な融合、そして素晴らしい人物描写。

現在連載中の歴史マンガの中でも、最高峰と言っても間違いない作品です。

 

この作品が面白いところは、『仙石権兵衛秀久』という主人公がいるものの、

実際には、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康など時代の権力者を主役として時代を動かしている点です。

あくまで、『仙石』は、彼らの一武将に過ぎず、歴史イベントに大きく関わってくることはない。

時代の権力者たちが行った『有名な戦』・『有名なイベント』を多少脚色して描きつつ、

その時、一武将である主人公がどのような行動を取ったのかを描いた作品なのです。

戦国時代のファンならば、必見の作品だと思います!!

 

さて、この『センゴク一統記』は、前々作・『センゴク』の第3部に当たります。

 

誤解が無いように最初に書きますと、仕切り直しということで、1巻表示されておりますが、

この作品は、実質的『センゴク』の31巻目に当たります。

つまり、前作・『センゴク』を読んでいないと、面白さ半減は間違いないです。

やはりまずは前作・『センゴク』を読んで戴きましてから、この作品に手にしてくださいませ。

 

---------- 

 

ここからは、1巻の感想。

 
織田信長及び織田軍は、ついに甲斐・武田氏を滅ぼすことに成功する

そんな織田軍の次のターゲットは、中国の覇者・毛利氏。 その毛利氏には羽柴軍による

攻略が始められており、主人公・『仙石秀久』にも大きな役割が与えられることとなる・・・。

 

という感じで始まったのが1巻でして、前巻の戦いで甲斐・武田氏との戦いが終わり、

次なる戦いである中国・毛利氏との戦いが始まることとなりました。
 
まんが栄養素-センゴク一統記 1巻
 

ちなみに、毛利氏とは、元々、安芸国の有力国人の一つに過ぎない存在だったのですが、

『毛利元就』の登場により、小早川氏・吉川氏などの有力国人を吸収しつつ、大内氏・陶氏・

尼子氏などの有力大名を滅ぼし、ついには中国地方のほとんどを勢力下に置く、大大名に

なっている一族です。 この作品の時代では、当主は『毛利元就』の孫である『毛利輝元』が

務め、その『毛利輝元』を叔父の『吉川元春』・『小早川隆景』が支えている状態であります。

 

そんな毛利氏に対して、織田軍は武田攻めと同じように、多方向からの侵攻で一気に

崩壊させようと目論むこととなりました。

 
まんが栄養素-センゴク一統記 1巻

 
まんが栄養素-センゴク一統記 1巻
 

で、毛利氏を多方向から攻める過程で、四国が邪魔をしてくる可能性があるため、

その四国を征することが必要となりました。 四国攻めに関しては、『信長』の3男・『織田信孝』や

『丹羽長秀』が担当することが決まっているわけですが、四国に渡る際に通ることとなる淡路島を
誰が守るかが議論となります。 この時点での淡路島は、統治者はいないものの、小勢力は

存在しており、それらがすぐに織田軍に刃向う可能性は少ないものの、それらが四国攻めの

最中に謀反でも起こせば、四国攻めをしている織田軍が孤立してしまう可能性があるようで、

淡路島の統治に関しては、かなり重要課題であったようです。
 
まんが栄養素-センゴク一統記 1巻

 
まんが栄養素-センゴク一統記 1巻
 
そんな淡路島の統治役に、『羽柴秀吉』は、主人公・『仙石秀久』を指名します。
現時点で、主人公・『仙石秀久』は、1万石ほどの所領を与えられている『羽柴秀吉』の

有力な家臣の一人であったわけですが、けして、一番の家来というわけではありません。

そんな主人公を、他の家臣を差し置いて、一気に、淡路国主(大名)に抜擢することは、

まさしくサプライズでありまして、さすがの百戦錬磨の『仙石秀久』もその決断に驚くことと

なりました(歴史上の事実からも、羽柴秀吉の家来で最も早く、大名となったのが主人公の

仙石秀久である)。 まあ、もちろん、『淡路島を統治できれば大名になれる』という条件で

あるので、主人公の戦いはこれからであるわけですが・・・。
 
ということで、ついに、主人公も大名への道が開かれることとなりました。
これ以上の展開については、ネタバレというか実際に読まれた方が面白いと思うので

詳しくは書きませんが、今回の淡路国主への話を聞いた主人公の周りの人々の反応は
非常に面白いモノでありましたし、また、上記のイベントと同時に『明智光秀』が怪しい動きを

し始めたのも非常に興味深かったですね。
 
いや~、面白かったです。

次巻も楽しみです。

  

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

再び、仕切り直しの第3部です。

この第3部の最初の大イベントは、もちろん、『本能寺の変』となります。

第3部開始の時点から2~3か月後に、『本能寺の変』が起こる予定であるので、

恐らく、2巻か3巻あたりに描かれるのではないかな~、と思われます。

次巻も大いに期待したいですね。

 

点数的には

100点

です。

 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ